クロカン四駆とSUV

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クロカン四駆とSUV

日本は今、空前のクロスオーバーSUVとなっており、軽自動車にまで登場するようになりました。
クロスオーバーSUVはSUVの軟弱版で、SUVを作りたいがコストがかかりすぎるという事で既存の乗用車のモノコックボディをつかってSUVチックに作ったものです。

 

従って、SUVの定義にひとつであるラダーフレームを持っていないので、SUVとは違う新たなクロスオーバーSUVという名前が付けられたというわけです。
SUVに非常に近いものにクロスカントリー4WDというものがあります。

 

よくクロカン四駆とかオフロードマシンとか言われますが、日本ではランドクルーザーやパジェロ、ジムニーなどがそれにあたります。
メーカー側は販売戦略のためにこれらをSUVと名乗って販売しているのですが本来SUVとクロスカントリー4WDは全く違う車です。

 

SUVはアウトドアスポーツに出かけるための車で、多少の悪路も走れる車、対してクロスカントリー4WDは、まさしく悪路を走るための車で、優れた悪路走破性能を持っていなければならない車なのです。
悪路走破性を持たせているのでSUVでもオフロードマシンのようなデザインを取りがちで、更に販売側もSUVなんて都合のいい言葉を使って売っているからこういう紛らわしいことになるのです。

 

クロスカントリー4WDとSUVは、モノマネ芸人と本人の様に外見的には何となく似ているのだか、中身や性能は全く違うというようなものなのです。